ハイキングクラブ みどりの風
30周年記念 道外山行
北アルプス 表銀座縦走コース
燕岳〜大天井岳〜槍ケ岳
リーダーが昨年から綿密な計画を立ててくれ 参加メンバーでミーティングを重ね
長い準備期間を経て いよいよ出発の日が来ました
ゆったり山行の先発組 7名と 1日遅れで出発する健脚ぞろいの後発組 3名
総勢 10名で あこがれの北アルプス 表銀座コースを縦走します
そして メインテーマの日本で5番目に高い『槍ケ岳』の頂に立つことが出来るでしょうか?
先発組 |
7月27日(水) 1日目 飛行機・モノレール・バス・タクシーを乗り継いで 今夜の宿泊先 中房温泉に着きました まずは 座りっぱなしの足を動かしましょう 温泉の周辺を散策 |
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宿の裏側には あらまぁ 冷え冷えの自家製キュウリの大サービス 信州味噌をたっぷりつけて ポリポリ カリカリ 食べながら歩きます 最高に甘くて美味!忘れられないくらい! 後々にも何度 「あのキュウリを また食べたい!」という言葉が出たことか・・・ |
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少し登って行くと 国の天然記念物 湯の花の1つ 珪華(けいか) 興味津々チーズ状の沈殿を触ってみたい でも吹き出るお湯が熱い! |
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これから北アルプス3大急登 合戦尾根が待っています |
評判どおりスイカはおいしかった 合戦を前にエネルギーを補給 |
登る事6時間 合戦尾根も難なくクリア 今夜泊まる燕山荘に着きました 昼食を取りながら これから登る燕岳の作戦会議 「雨の他に風もあるね 濡れた服で登るのは危険だね」 着替えて 準備万端で出発! |
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アルプスの女王と呼ばれる山 侵食と風化で奇妙な形をした花崗岩と白い砂礫が美しい |
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今にも泳ぎ出しそうなイルカ岩 | ちょっと怒ってる?メガネ岩 |
夏真っ盛り コマクサのピンクが岩に映えます |
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雨にも負けず 風にも負けず 燕岳登頂! | |||||||||||||||||||||||||||||||
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足元を見つめて黙々と歩くだけ・・・ でも たくさんの花に励まされました | |||||||||||||||||||||||||||||||
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かんぱーい! アルコール無くても大盛り上がり | ||
展望なし、しかし一瞬見えた槍ヶ岳山荘と西鎌尾根 | ||
下りは岩場が滑るので慎重に | ||
改めて感激 ぼーっと見とれてしまいます |
ズ〜ム 頂上は満員状態 |
祝杯! 登ったぞ槍ヶ岳 うれしいな | |
午前5時30分 槍と朝日 | |
新中の湯ルート→焼岳小屋→上高地 コースタイム 8時間
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後発組 |
さて、後発組はどうだったのでしょうか 7月28(木) 一日目 方向音痴でどこか抜けている三人組 それでも どうにか中房温泉にたどり着き 7月29(金) 二日目 一日遅れで 歩き出しです 高曇で涼しく歩きやすく ヨカッタ 御約束のスイカも「パクッ」一口です |
ところが 合戦小屋から雨雲の中へ突入 燕岳は「何処が頂上なの?」状態でした |
予定では大天井ヒュッテまで進む予定でしたが このままでは何にも見えません 燕山荘に泊まることにして 今日はのんびりとしましょう 7月30(土) 三日目 好転を期待したものの やっぱり雨雲の中 「お天道様と槍ヶ岳に会えるんだろうかぁ」とプーたれながら歩くfuji 「大丈夫!きっと晴れるよ!!」とポジティブな笑顔のSさん 「そーだよね 晴らしてみようみどりの風」とUちゃん 漫才しながら進みましょう |
蛙岩を過ぎ なにやら渋滞しているなぁと思ったら |
このコース初の鎖・梯子場でした | この「喜作新道」を開いた 小林喜作さんのレリーフ この人のおかげで この日私達はここに立ててます あなたは偉い! |
大天井岳は大天荘にザックをデポ うっすら 見えるかなぁ 見えないなぁぁぁぁ |
今回私達を導いてくれた白○印 細かく付けられ 「お気をつけて」と心遣いもありました 「ハーイ 気をつけます」 |
西岳山頂もやっぱり白 でも この素敵な枯れ枝とケルンが後から 東釜尾根で見え感激しました |
ヒュッテ西岳のスタッフに 「次の小屋まで行くのなら気をつけて急ぎなさい」 とアドバイスをもらい |
一気に下ります | 降りたと思ったら登ります |
そしてトラバリます・・・の繰り返し ガスが薄くなり梓川が見え出しました |
ここで落ちたら大曲まで一直線 標高差400m そんなショートカットは止めときましょう |
垂直な ながーい三段の梯子 今回一番慎重になったところです |
西岳の山頂標識にヒュッテ西岳も見え出しました たどって来たコースも見え 「私達って偉いねぇ がんばったねぇ」 と自画自賛 |
そして槍ヶ岳もついに・・・・ 見えそうで見えない うっすらベールに包まれて これがまた素敵なんです 何度も何度も立ち止まり 急に進むスピードが遅くなります |
ヒュッテ大槍は夕食に白ワインも付き こに泊まって良かったね 7月31(土) 四日目 しかも この天気! この展望!! これが見たかったんです 30周年 バンザイ!槍から穂高まで |
北鎌尾根 |
穂高 |
先発隊が泊まっている槍ヶ岳山荘 今 このとき 皆もおんなじ頂を見てるよね 一緒だよね |
歩き出したら見えなくなった山頂部も 肩に着いたら ジャジャジャーン |
ザックを置いて いよいよです |
7:41 Uちゃん 7:42 fu 7:43 Sさん 登頂!! |
3180m 登頂 幸せだねぇ |
30分ほど山頂でマッタリ ガスが出てきたから下りましょうか 神様にお礼も忘れません |
の〜んびりし過ぎて この日上高地まで降りるのは無理 緊急ミーティングでコース変更 大喰岳-中岳-南岳-氷河公園を廻って降りることにしました 段々畑状態のテンバを通り |
お花や雪渓が綺麗だけれど 何にも見えなくなった 大喰・中岳を通過 |
南岳タッチ 大キレットから穂高へ行きたいけれど 今回は我慢 「来年 穂高に立つからね」 と 三角点にヤクソク |
氷河公園への下りは 歩く人も少なく すごくいい感じです |
雪渓も三箇所 踏み跡はほとんど分らず デポ旗を探しながら通過 最後の一箇所はデポ旗も無く 冬道に慣れていない人はちょっと大変かも |
逆さ槍が見える天狗池は・・・・ 見えなきゃ 自分達で作っちゃえ |
三時過ぎたら急に空が暗くなり 雷が心配 今日は槍沢ロッヂを寝床としましょう お風呂も有り 快適です |
8月1(日) 五日目 前日 ソールが剥がれ掛かり 応急処置をして歩いた登山靴 持ち主もがんばったけど 今回一番がんばったのがこの靴です |
今日は上高地へ降りるだけ 素敵な道を楽しみ 明神池を散策し 穂高神社奥宮に「来年は穂高に登らせてください」と御参り |
喜門次小屋で岩魚の塩焼きに舌鼓 |
梓川右岸道を楽しみ 河童橋到着 お疲れ様でした |
その後 西糸屋山荘で先発・後発組 全員がそろいました 感激です 「良かった 良かった カンパーイ!」 |
8月2日(火) 7日目 ワイワイ ガヤガヤ 全員で賑やかに帰札 カッパは?ザックの中で眠っています・・・ リーダーご指導で出発前・到着後・時間の合間の「ストレッチ」を怠らなかったことと インストラクター?町さんが 毎晩 宿で教えてくれた「ヨガ」は良かった どんなに歩いても 翌朝には 疲れも取れすっきり お天気に恵まれず 景観も望めず 燕・大天井・西と3つの頂上を踏みながら 槍に一歩でも近づくことだけを楽しみに ひたすら歩いた毎日 そんな毎日だったからこそ 槍ケ岳の頂上に立った瞬間の喜びは 果てしなく大きいものでした 今度は 穂高連峰を縦走してみたい!と夢はふくらみます |
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