ハイキングクラブ みどりの風
空沼岳の中腹に位置する万計山荘の管理当番を始めて14年目の秋を迎えました。 一年にたった一度のことですが、 せっかくのこの機会を利用して子どもたちにも山小屋の生活を体験してもらっています。 その様子を、今年も紹介します。 やわらかな日差しの午後、登山口をいざ出発。 参加者は中学2年生が4名。大人3名。 今年の子どもたちは、いずれも管理当番経験者。 |
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山荘目指して落ち葉踏みしめると、柔らかな感触と森の匂い。 | |
小屋に到着後、まずは腹ごしらえ。 | |
小休止の後はいよいよ当番の仕事にとりかかる(小屋前に募金箱の設置)。 |
まずは、ストーブの準備。 万計山荘友の会のMさんから、古新聞を丸めて焚きつけの作り方を教えてもらう。 |
「マッチを擦るのがこわい!」という子もいるが、練習してみる。 |
火をつけたら、少しずつ太い木を足していく。 |
お次は、水汲み。 |
なるべくゴミが入らないように、注意深く水を汲む。 |
水で重くなったバケツは、二人で協力して小屋へ運ぶ。 |
先ほどのバケツの水を呼び水として使い、ポンプで水を吸い上げる。 |
これがなかなかコツのいる重労働で、何人もが交代でポンプを休めず一気に汲む。 | |
それから、暗くなる前にランプの準備。 灯油がきちんと入っているか確認して、芯を調節する。 |
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それぞれが火をつけたら、小屋の灯りとして、必要な場所に設置。 もちろん2階や階段のところ、トイレにもつける。 |
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小屋の作業がひと段落したところで、夕食の仕度にとりかかる。 一番大事なトイレ掃除は、この間にMyoko-sanが済ませてくれた。 |
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今夜の私たちのメニューは『すき焼き』。 手分けして手際よく(?!)、さすが中学生。 小学生の頃とはずいぶん違うなと感心する。 すっかり準備が整った頃、今夜の宿泊者14名を迎える。 |
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翌朝。山頂目指して、登山開始。すっかり水量の少なくなったマミス沼にて。 | |
札幌岳への縦走路分岐にて。 | |
ちょっと疲れた表情のH君、よく頑張ったね。M氏は悪路の調査も兼ねていた。 | |
頂上への最後の登り。 | |
風は少し強いけれど、まずまずのお天気。山頂の標識はどこかに行ったみたい? | |||
小屋に戻って、昼食の支度。サンドイッチ。 | |||
昼食後は、再び当番の仕事にかかる。最初は、薪運び。 それから、使用したランプの手入れ。 ガラスの汚れを落とし、新聞紙で磨き、灯油を注ぎ足す。 |
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2階と1階の床掃除。トイレ掃除。 そして、最後は、募金箱を回収して集まった募金の集計。 |
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金種に分けて、検算もして、専用の用紙に記入する。 当番日誌の記録。 |
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管理当番の仕事、お疲れ様。下山の前に記念撮影。 | |||
すっかりきれいになり、整然とした小屋の中。 いつでも気持ちよく使えるようになっている。 |
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万計山荘は施錠していないので、いつでも誰でも使用できます。 この頃は外国の方の利用も多いようです。 多くの人の善意と献身的な努力によって支えられている小屋です。 大切にして長く利用したいですね。 |
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BETTY |
例年に増して運動不足だった今年は、 登山道を少し登った頃からとても大変でした。 というのは、肥大した自分の身体が原因でしたが… それでもたくさん山の空気を吸って、いい気分で無事山荘に到着できました。 ついた頃にはもう汗で身体がベショベショでした。 でも、友達と管理当番の水汲みやポンプ、焚きつけの準備をしていると、 その汗も気にならないほどさらにたくさんの汗が…。 しかし、まったく疲れは感じず、とても楽しく山荘で過ごせました。 翌日の登頂では、前日の疲れが思ったより大きかったのか、 少し登っただけでだるくなってしまい、なかなか頂上までいけませんでした。 それでも、一番上へ行ったときは強風の中でもきれいな景色が見れて、 毎年行っていますが、とてもきれいだと改めて感じました。 おそらく来年もこの山にお世話になると思いますが、 そのときは弱音を吐かずに、さわやかな登山を目指そうと思います! |
By BETTY.Jr |
06年9月の管理当番 |
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